ドビュッシー/レントより遅く (クラリネット四重奏)

ドビュッシー/レントより遅く (クラリネット四重奏)
ドビュッシー/レントより遅く (クラリネット四重奏)
クラリネット4重奏

作曲家:クロード・ドビュッシー
題名:レントより遅く
編成:クラリネット4重奏(3×Clarinets,1×BassClarinet)
編曲:小林聡
演奏時間:約4分30秒
グレード:3
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サイズ/ページ数(スコア):210 × 297 mm / 8ページ
販売形態:ダウンロード販売(A4版PDF形式Zipファイル)

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この小品は、1910年に書かれたピアノソロのためのワルツで、パリのリッツカールトンホテルで初演されています。「ヴァルス・レント」という、当時ヨーロッパで流行し様々な作曲家達が作品を残したジャンルにドビュッシーも少なからず関心を寄せていました。「レントより遅く」と命題されていますが、「レント」と題名に書かれているようにゆっくり演奏されることを想定していた訳ではなかったようです。「Molto rubato con morbidezza(柔軟さをもって極めて自由なテンポで)」という表記が示すようにドビュッシーはフレキシブルなテンポで演奏されることを念頭に置き、「ヴァルス・レント」からは距離を保っていたようです。この曲のオーケストラ版の出版にあたり、出版社との手紙のやり取りの中で「私が夢にまで見た美しい聴衆が集う、あまたの“5時のお茶”の事を考えてみましょう。」(“5時のお茶”とはリッツホテルの創業者セザール・リッツがロンドンからパリに持ち込んだ)とドビュッシーが記した言葉からも、パリのサロンに漂う都会的で優雅な雰囲気が音の風景として描写されているようにも思われます。

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